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日本財団公益コミュニティサイト

ビタミン博士


博士達の行方

 
博士号取得後の人生は、企業人となるか学術の世界に生きるかでまったく異なります。


 
「企業人としての人生」
 
医学生物系大学院を卒業し企業就職を果たした方の多くは、製薬・化学・食品・化粧品業等の一般企業にて基礎・応用研究に従事しています。
その待遇や就労形態は営業や企画などは一般の企業人と同じであり、各々の企業によって職務内容や要求される能力は全く異なります。
基礎科学研究に力を入れている会社もあれば、逆に、商品開発以外は全く研究開発を行っていない会社があったり、企業間での研究に対する取り組みの差異が大きいようです。その為、このサイトでは企業研究者についての詳細な説明は省きます。
企業就職を考えている方は。企業説明会や先輩訪問などを積極的に行って事前に希望する会社の企業色や風土などをよく捉えるよう努力をすることをおすすめします。
 


 
「大学など学術世界での人生」
 
博士を取得したからといって自動的に大学での教育研究職が約束されているわけではありません。
最終的には大学教授となることを目指して、幾つかの職位をステップアップしていくのが学問世界での一般的なキャリア形成過程です。
 
 ポスドク
 
博士取得後、最も一般的な職がポストドクトラルフェロー(略してポスドク or PD)というポジションです。日本語で表すと博士研究員で、一年毎の契約更新を要する任期付きポジションです(一カ所での契約は最長3年から5年が一般的)。このシステムは諸外国でも大体同じで、一人前になる為の武者修行期間という感じで捉えられています。ポスドクの給料は、国内ポスドクの場合は年収250〜420万ぐらいであり、海外ポスドクの場合は業績や博士取得後経験年数により異なりますが大体年収250〜580万程度です。
 
ポスドクはその給与の支給元によって、立場や研究内容選択の自由度が異なります。学術振興会特別研究員PDや海外学振など出願者個人が申請し選考を通過して受給者となる場合は、研究室の教員から研究テーマや日々の行動に対してボスからの制約を受けることが少なく、比較的自分の好きなように研究できます。しかし、所属先教員の獲得した科学研究費やG-COEなど大学が獲得した大型プロジェクトに付随したポスドクとなった場合は、研究内容ありきで採用がなされているため、そのプロジェクトに沿った研究展開や教員の希望に添った実験を求められることが多いようです。
ポスドクは研究遂行を担うプロの研究者で、研究と実験に邁進し、契約期間内にいかに沢山良い論文を書くかが次のステップへのカギになります。教育職ではないため、大学などの教育機関に所属していたとしても、学生などの教育や講義を行う義務は一般的にはありません。
 
 助教
 
助教とは、以前までは助手と呼ばれていた大学教員職です。ポスドクや博士課程終了後の人々が渇望するポジションであり、研究室内の諸事について実務的な責任者になることが多いため研究室内の中間管理職的な立場となります。研究面では、研究室内で最も活躍するようが期待されることが多いようです。また、大学院生などの指導についても、技術的なことから科学的思考法の養成まで中心となって指導しなければいけないため、自分の研究の遂行と後進の指導に追われながら仕事をしている方が多いように思います。
国立大学の法人化以降、教員職の流動性の確保を理由に、助教についてもその殆どに任期制が導入され、5年任期で更新一回のみの雇用形態になりました。(国立大学時より定年制助手として任用された人は定年制が保護されたケースもあります)
つまり、十年以内にめざましい成果をあげなければ準教授・講師の職をえることが難しいため、職を失う可能性があります。また、それなりの成果を挙げたとしても、自分の任期が切れるまでの丁度良い時期に、その分野の上位職種の募集が日本国内でなければ職を得る事は難しいと言えます。助教の任期制については、2006年ぐらいから全面適用になった大学が多い為、「任期切れによる雇用喪失はどの程度になるのか」、また、「その後のポスト獲得の難しさはどの程度なのか」といったことに関しては2016年以降にならないとよく分かりません。

 
 
准教授・講師
 
准教授とは、以前までは助教授と呼ばれていた大学教員職です。研究室内では教授に次ぐポストであり、或る程度の独立性を保ちながら研究を遂行できるポストです。しかし、講師以上になると学部学生の講義・実習や大学内の会議などの仕事が増え、実験に割ける時間は減少するのが一般的です。通常、直接的に指導する数人の大学院生をかかえて、自分の研究に関連した研究テーマを大学院生に割り振り共に研究をするという形をとることが多いように思います。
どれだけ多額の研究費を獲得できるかと権威のある国際科学誌にどれだけ多数の論文を発表できるかということが教授へのステップアップのために必要であるため、精力的かつ野心的に働く人が多いように思います。
 
 教授
 
教授。説明の必要は無いかもしれませんが。研究室を主宰するボスです。山崎豊子の「白い巨塔」のイメージが強い方も多いかもしれませんが、絶対的な権力を振りかざすような教授は少ないです。しかし、教授の個性によって研究室の雰囲気が全く変わるというのもまた間違いない事実です。昨今は、国立大学法人化によって、大学から個々の研究室に配分される研究費が減ってきたため、それぞれの教授が文部科学省等の公募型研究費を獲得しないとその研究室の教員や大学院生は全く研究できないという状況になる事もあります。また、研究費を現在獲得していても、継続的に論文発表などを行わなければその後の研究費獲得が難しくなるため、研究の進展状況や学生の進路などに頭を悩ませる日常が多いようです。
大学や学部学科運営に関する仕事や学部・大学院生への講義、学会の委員活動、科学雑誌への執筆や論文査読など、自身の研究以外にもやらなければいけない仕事が山ほどあり、研究の現場が好きで立身した研究者としては教授という職に不満を感じる方も多いようです。

 
 
 お知らせ
掲示板ページに院生・ポスドク・教員・企業研究職募集情報を掲載しています。大学や国研、独立行政法人等公共団体からの募集広告は無料です。
営利企業の方はwebmaster@e-scientist.netまで詳細をお問い合わせください。



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