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ビタミン博士


研究者・大学院生の方針転換


現在大学院に在学中の方はよく分かると思いますが、研究者として生き残っていくのは結構大変です。
 
全国の大学院生の研究分野比率を見みると生物系(医歯薬含む)の比率が50%を越えており、生物系院生の競争の激しいことが分かります。
対して、生物系企業研究職の募集は他分野よりそれ程多い訳でない事から何かしらの人生設計変更を多くの方が強いられている様です。
 
ここでは、そういった院生やポスドクの方々に幾つかの方針転換に関した情報を提供します。
 
 
医療人を目指し学士編入
    ・ 学士編入試験対策の参考書ページ

 ・ポスドク・院生を対象とした研究職仲介企業の利用
 ・サイエンスライターなど科学的素養を発揮できる職種
 
 

 学士編入


実は私自身、医学部学士編入を経験し、ある大学に入学しました。
 
そして、自らの経験を通して、下記のような事を気づきました。
 
「あまり学士編入制度があまり多くの人に浸透していない」
「都市部には学士編入対策専門の予備校がある」
「個人で試験対策をするにはどんな勉強をすればいいか」
「どういった人が合格できるのか」
 
周りに学士編入経験者がいなかったり、予備校の無い為に余り情報を得る事が出来ない学生・院生の為にここで学士編入について概説します。
 


医学部医学科学士編入制度とは
 
大学を卒業し学士の称号を持った者を医学部医学科の三年ないし二年次(大学により異なる)へ編入させ、編入年次から六年次までの正規の授業実習単位履修の後に医師国家試験の受験資格を与える制度です。

 
多くは一般入試により入学した学生と同じく臨床医師となることを主眼にした制度ですが、幾つかの大学では学士編入者募集の主な趣旨が異なることがあります。
 
 「医学研究者養成」神戸大学学・千葉大学・名古屋大
 
また、最近の地方地域医療の崩壊を危惧して「地域枠」を設けた学士編入制度も導入されてきているようです。
 
学士編入を実施している大学
 
医学部学士編入

「国立大学」
 
北海道大学・旭川医科大学・弘前大学・秋田大学・新潟大学・筑波大学・群馬大学・千葉大学・東京医科歯科大学・浜松医科大学・富山大学・金沢大学・福井大学・大阪大学・神戸大学・滋賀医科大学・岡山大学・鳥取大学・島根大学・香川大学・愛媛大学・高知大学・山口大学・長崎大学・大分大学・鹿児島大学・琉球大学
 
「私立大学」
 
獨協医科大学・杏林大学・北里大学・日本医科大学・金沢医科大学・東海大学・愛知医科大学・藤田保健衛生大学
 

編入制度の新規設置や廃止などがあることがあります。当方でも確認・変更を行いますが、各大学サイトの入試情報欄で確認することをお願いします


 
学士編入試験
 

学士編入試験の内容は、各大学によって幾つかのタイプに分かれます。共通していることは、筆記・面接の両方の試験で評価されるということです。 
 
一次筆記試験のタイプ

・一般教養フルセット型:英語・数学・物理・化学・生命科学
         大阪大学・東京医科歯科大学・筑波大学など
 
・生命・自然科学総合型:自然科学(化学・生物・物理)・英語
          滋賀医科大学・千葉大学・鳥取大学など
 
・生命科学・英語のみ型:英語・先端生命科学(最新の話題含む)
          神戸大学・岡山大学・千葉大学など
 
出願時までに必要な資格など
 
出願時にTOEFLスコアが必要な大学があります(東京医科歯科大学・香川大学・秋田大学)、TOEFL受験には時間が要する為、これらの大学を志望する場合は早めの準備が必要です。また、TOEFL受験の煩雑さを嫌って受験倍率が低下する年があるので英語に自信の或る方は逆にお薦めかもしれません。
 
また、半数以上の大学で推薦書の提出を要求されます。推薦書の内容で点数が変わることはあまり無いようですが、同点で並んだ際に参考にされる場合もあるようなので信頼できる方に頼んだほうが良いと思います。
 
学士編入試験に掛かる費用
 
国立大学では試験検定料として三万円が徴収されます。
そして、一般入試とは違う特徴として、各大学の試験日程さえ重複しなければ何校でも同時受験が可能です。実際に、私は二校受験しましたが、両方受験している人を沢山見かけました。
 どの大学でも少なくとも二次審査がありますので、交通費や滞在費を考えると一校当たり5万円程度は必要になると思います。資金に余裕のある方は複数校受ければ、合格の可能性は上がると思います。しかし、多くの方はそれ程多額の費用負担は難しいはずだと思いますので、大学毎の過去問を良く吟味して自身の得意分野と合致する大学選びをした方が良いでしょう。
 
学士編入試験の試験対策
 
 一般的な編入試験倍率は15〜50倍程度と高倍率ですが、稀に4倍という低倍率の大学があったり、多くの受験生が併願している事などを考えると基本的な競争率はそれ程高くありません。また、記念受験的な方も幾人かは必ずいるようなので、ある程度の基礎学力がありしっかりと対策をした方ならば、かなり可能性があるのではと思います。
 
都市部には学士編入を扱う予備校が存在します。私も受験会場で同じ参考書を見ているたくさんの方々や、グループでお喋りに興じている方々を多数見かけその存在を知りました。後から分かった事ですが、かなりの受験生がそれら予備校を利用しているようであり、また合格者に於ける予備校利用者もかなりの数に上るようです。
しかし、実際に編入して同級生や先輩などの話を聞いていると予備校を利用した方はさほど多くないため、効率の良い勉強と志望校の試験傾向のポイントさえ掴めば個人での試験対策で十分ではないかと思います。
 
どの大学でも英語が試験で科されていることから、英語の能力向上が必要最低条件であると考えます。
また、多くの試験が筆記型である事や提出書類に志望理由や課題論文が含まれることを考えると文章記述と論理展開の国語と科学的論証力が意外にも差を広げているのではないかと考えます。短時間でしっかりした文章を書き上げるのは意外に難しく、日頃から活字に慣れることをお薦めします。
生物・自然科学の勉強については、それぞれの大学の傾向を良く掴んで効率よく必要分野を勉強する事をお薦めします。
 
実際に試験勉強に利用した参考書などを下のリンクページで紹介します。
 
 学士編入試験対策の参考書ページ
 


意外な盲点:歯学部学士編入
 
意外に知られていませんが、歯学部歯学科にも学士編入制度が存在します。医学部編入と同じく二年ないし三年時に編入し、所定の単位取得後に歯科医師試験の受験資格を得る事が出来ます。

特筆すべき点として、この歯学部編入制度は医学部編入制度より認知度が低いのか、国立大学の場合は4〜10倍程度であり、私立大学では1〜5倍程度しかありません。
編入試験の内容についても、小論文・英語・面接のみであったり医学学士編入よりは敷居が多少低いようになっている場合が多く、医療関係にどうしても就きたいという医学編入希望の方ならば併願も検討してはどうでしょうか?
 

歯学部編入

 
国立:東京医科歯科大学・新潟大学・大阪大学・岡山大学・広島大学
   徳島大学・九州大学・長崎大学
 
私立大学:昭和大学・東京歯科大学・日本大学・松本歯科大学・
     奥羽大学・日本歯科大学・朝日大学・鶴見大学・
     愛知学院大学・神奈川歯科大学 
 
 
 研究職転
 
最近はアカデミックから民間企業へ鞍替えを希望するポスドクや大学院博士課程の学生に対して、企業の中途採用枠を確保してくれたり、個人の能力にあった企業を紹介して貰える理系専門仲介サービスを提供する企業が出来てきました。
 
大学だけにいると実際の企業業務が全く見えてきませんが、これらサービスを利用すれば少しは違った世界を身近に感じる事ができるようになるのではないでしょうか。
 
今現在は、このサイトでは個別のそういった仲介企業の中身について紹介はしていませんが、今後、それら企業をリサーチし幾つかを紹介できればと思います。
 
 
 理系人材の活躍が期待される研究職以外の業種
 
欧米では博士号をもった理系人材が色んな分野で活躍しています。日本の大学や社会では、自分の専門以外の職種に就く事をあまり良しとしない雰囲気が未だあるように感じますが、例えば出版関係や理系技術のコンサルティング、業界分析を行うシンクタンクなどでは理系人の頭脳が不足しているとも聞きます。
確かに、一度でも研究の現場を離れてしまうと研究職として働くことが難しいのは事実です。しかし、欧米のシステムや文化を追従することが得意な日本の歴史を考えれば、今後の日本も博士号を持った理系人材が他業種で活躍できるようになってくるのではと思います。その為には、常に色んな業種を見つめて、もし研究職から他業種へ進路変更をする際にどのような仕事なら自分の能力とやる気を発揮できるかを考えておく事が必要だと思います。
 


最近、政府の施策によって大幅増員が企画され多数の理系人材を必要としている法人があります。それは
独立行政法人 医薬品医療機器総合機構です。以前は厚生労働省が行っていた新規医薬品・医療機器の審査・承認や医薬品の安全管理・被害救済を業務とする法人であり、近年独法化された団体です。
これはアメリカのFDAのような機構であり、今後、新規医薬品の迅速承認の達成を目標に人員の拡充が計られているようです。仕事の内容は、新薬治験計画の確認やそのデータの検証など研究職ではありませんが理系人の解析力と洞察力が生かされるものです。こういった分野に第一線の研究世界を経た人材が活躍できるようになれば、より良いのではと考えます。
 


理系向きな職業として、特許などを扱う
弁理士があります。弁理士は弁理士試験を合格した人のみなれると思われがちですが、実は他にも資格を得る方法があります。特許庁で特許審査官・審判官として7年以上従事した場合、自動的に弁理士の資格をえることができるのです。
 
一般的に特許審査官は国家公務員一種試験を通過した方がなりますが、昨今のポスドク支援政策の一環と特許審査過程の迅速化を目的として、
任期付き特許審査官補が採用制度というのが出来ました。この制度では、採用後の2年間は特許審査官補として審査官の補助をしながら特許審査を学び、3年目からは特許審査官として業務に従事します。5年目に任用更新試験がありますが、それをを通過すれば更に5年間特許審査官としての勤務が可能になり、最終的に弁理士資格を得る事ができます。
特許審査官補は官職であり、相応の給与と福利厚生制度を受けることが出来ます。
気になるのは採用倍率ですが、公開されていないので正確な数字はよくわかりませんが、経験者に聞くと採用100人の試験に1000人程度は1次試験を受けにきていたという感想を聞きました。
過去問や制度の概要についての情報は公開されているので、興味のある方はで一度特許庁HPの採用情報サイトへ訪れてみてください。
 
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